Parrot Archives

2018年
12月14日

アマー軍がテロ攻撃に対応 5個惑星で奴隷暴動

アマー軍がテロ攻撃に対応 5個惑星で奴隷暴動
2018-12-12 20:51 スコープ、アルトン・ハヴェリ

アマープライム発-昨日の5個惑星に対するテロ攻撃について、アマー帝国の軍と治安部隊は過去24時間を対応に費やしてきた。各地から寄せられた情報によると、攻撃の影響や現地当局の姿勢により、対応方法は様々に異なっているようだ。なお、複数の惑星当局は、攻撃にデスグロー麻薬とインソルム突然変異誘発剤が使用されたという主張を事実だと認めている。

最も深刻な影響を受けたのはダクバ4とテベカ3だ。どちらもドメインに位置するアーディシャパー領で、奴隷人口の多い地域で大規模暴動が発生中だと伝えられている。ダクバの貴族エシュビジル・タピュールは声明を発表し、彼の領地のなかでも人口の多い惑星が標的にされたことを非難するとともに、その後に続いた奴隷暴動へ遺憾の意を表した。
「この攻撃は宇宙秩序に対する卑劣な一撃だが、ダクバ4の都市や大陸を領する貴族は、治安の崩壊について釈明するべきだ。卑しい化学兵器が使われたとしても、神聖アマーの光のもとで正しい道徳的指針が示されていれば、このような反逆は未然に防がれたはずだ」

テベカ3ではヌマイリヤ大陸の奴隷居住区に攻撃が集中し、テロに続いてかなりの規模の暴力行為が発生した。ヌマイリヤ大陸を領有するカリル・ヌマイルは行方不明だと伝えられており、現在はダム・セルテン領主にして姪のアディラ・ヌマイルが対応にあたっている。ダバラ市は炎上中で、現地では保安省の治安部隊が重武装の反乱軍と銃撃戦を繰り広げている模様だ。

アマー軍がテロ攻撃に対応 5個惑星で奴隷暴動-1

マブネン1にも攻撃が加えられたが、防御を重視した環境や迅速な対応が功を奏し、混乱は未然に防がれたと報じられている。鉱業や製造業に特化したドーム型都市、あるいは地下都市では経頭蓋マイクロコントローラーの使用率が高かったことも幸いした。行政府関係者はマブネン1への攻撃について、YC107年6月のマブネン事件を象徴的に再現しようとしたのだと捉えている。だが、アマー当局は同様の事件が繰り返されないようにマブネン星系を再建しており、今回の結果を見るかぎり、その試みは十分な成功を収めたようだ。

コルアゾール領セーミ3でも大きな混乱を経ることなく事態が沈静化した。セーミ星系はアンテム・オジールが統治しているが、彼の宮廷の信頼できる情報提供者によれば、これもまた経頭蓋マイクロコントローラーが広く普及していたおかげだという。マブネン1の例とあわせて考えると、経頭蓋マイクロコントローラーにはデスグローの影響を大幅に軽減する効果があることが実証されたように思われる。

サルム領アルカブシ4の状況はやや厳しく、相当な規模の反乱行為が確認された。ほとんどの都市は警察軍によって速やかに制圧されたものの、惑星南部の大陸深部に広がる採鉱地域では今も戦いが続いている。現地には第1サルム皇軍より旅団級の戦力が派遣され、シャイニングフレイム社も1個大隊でこれを支援。アラハ・サルムは「アルカブシ4においてサルム家の統治に抵抗する、あらゆる勢力を撃破」するよう命じたと伝えられている。

枢密院はアマープライムの帝都ダム・トーサッドで会合を続け、帝国海軍、帝国保安省、宗教評議会パラディン部隊などの治安部隊に命令を発しているものの、その他の公式なコメントは発表していない。

クーニッド王国全権代理人のサバロン・アラル・チャーケイドは、かなり率直なコメントを発表した。
「神聖アマーに対するこれらの邪悪な攻撃は、明らかにアマターの裏切者の仕業だ。奴らはミンマターの反逆者やテロリストと結託しているのだ。ミンマターの精神ときたら畜生同然で、己を養う手に噛みつくことしか考えていない。その手が自分たちの腹を満たし、魂を育んでいるというのに。さて、奴隷の使役に関する現在の方針が、特に一部の分野において甚だしく間違っていることは今や明白だと思う。なぜ間違ったのか? 大教化や選民を考えるうえで、聖典が誤って解釈され、経済問題でも考え違いを犯したからだ。当然ながら我々クーニッド王国は、こうした問題について神聖アマーの兄弟たちに手を差しのべる用意がある」

2018年
12月9日

スクーベスタ・クァフェ合弁企業がカーラキオタ社と契約を結ぶ

スクーベスタ・クァフェ合弁企業がカーラキオタ社と契約を結ぶ
2018-12-06 14:36 スコープ、リナ・アンバー

ザ・シタデル、アンナロ発-スクーベスタ社とクァフェ社の合弁企業であるエバーフレッシュ社は、今日、初めて第三者との契約を締結したと発表した。契約はカーラキオタ社の大規模な福利厚生インフラに食品栄養サービスを提供するというもので、このニュースを受けてスクーベスタ社とクァフェ社の株価は若干の値上がりを見せた。

エバーフレッシュ社はこれまでもスクーベスタ社の福利厚生インフラと契約し、食品栄養サービスの多くを提供してきた。カルダリ巨大企業に対して包括的な食品栄養サービスを提供することは、ニューエデンの他の地域の給食サービスを引き受けるよりも、はるかに困難な物流的課題を抱えることを意味する。ガレンテとミンマターの公立学校は登校日に1回か2回の給食を提供する程度だが、カルダリの保育施設は毎日3食を提供する能力を持たなければならない。

更に問題を複雑にする要素として養老施設が存在する。家族が定年退職者の保護責任を専門家へ委託することを望んだ場合、カルダリ企業は養老施設での終末期ケアを用意しているが、これは「母なる巨大企業へ還る」という考え方のもと、ますます一般的になってきている。カルダリの食品栄養サービスは子供だけでなく、こうした施設に入所している高齢者に対してもバランスのとれた食事を提供しなければならない。

エバーフレッシュ社は福利厚生インフラへ食品栄養サービスを提供し、独自の市場を開拓している。クァフェ社が食品製造や長期計画的な運営に長ける一方、スクーベスタ社は自社の広大な農業ネットワークから新鮮な食材を供給することができる。

カイモン・パートナーズ社の市場アナリスト、キルマ・ワサカイラは次のように分析している。
「カーラキオタはクァフェにとって馴染みない顧客のように思われるので、この契約はスクーベスタ・カーラキオタの関係から生まれたと考えるのが妥当でしょう。もっとも、スクーベスタとクァフェという組み合わせ自体が異色なのですが。もう少し細かいことを言うなら、スクーベスタの強力な農業生産力と、クァフェの優れた製造・流通力が連携したことにより、エバーフレッシュはスクーベスタの給食準備コストを3%も削減しています。こうした実績があるにもかかわらず、エバーフレッシュは外部企業とは契約していなかったのです」

スクーベスタ社は過去にも食品業界へ進出しているが、YC105年のプロテイン・デリカシーズ問題のような破滅的な失敗を繰り返してきた。あのスキャンダルから15年が経った今、かつて敵対していたスクーベスタ社とクァフェ社の関係はプロフェッショナルかつビジネスライクなものになり、両社の対立を予期していた人間を困惑させるほど変化している。

エバーフレッシュ社とカーラキオタ社の契約の詳細は明かされていないが、専門家は同社の巨大な福利厚生インフラや、高齢者人口の多さ、定年退職者向け養老施設への関心の強さを考慮し、節減予定コストはスクーベスタ社よりも多くなるだろうと見込んでいる。

2018年
12月9日

戦争システムの変更…ホリデーシーズンの戦い

戦争システムの変更…ホリデーシーズンの戦い
2018-12-06 – By The EVE Dev Team

戦争システムの変更…ホリデーシーズンの戦い-1

この開発者ブログについて議論したい方は、公式フォーラムの総合感想スレッドをお気軽にご利用ください。

喧嘩っ早いカプセラ諸君、ご機嫌よう! そして開発者ブログへようこそ! 今日は今月実装される戦争システムの重要な変更についてお話しします。

戦争システムはサービス開始当初からEVEの日常の一部でした。が、プレイヤー同士のエキサイティングな戦いを生むために十分機能しているとは言い難く、私たちは大幅な改修の余地があると確信しています。開発チームはこれから数ヶ月、数回のリリースにまたがる戦争システム改修プロジェクトに着手しており、その最初の変更が12月11日に実装されます。

私たちは戦争システムの変更についてCSMと議論を重ね、EVEコミュニティ全体から議論とフィードバックを得るべく、10月のEVEベガスで変更計画を発表しました。これまでフィードバックを寄せてくれたすべてのプレイヤーに感謝します。皆さんのおかげで変更内容をより洗練されたものにすることができました。

最初の変更は正式な宣戦布告に対してプレイヤーがどのような立場をとるか、より大きな裁量権を与えることを目的としています。私たちが思うに、プレイヤーが利益や結果を考慮し、情報にもとづいて決断を下す行為は、EVEにおける最高のプレイ体験の一つです。NPCコーポレーションへ退避したり、戦争が終わるまでプレイしないのが最適な選択肢になるようなゲームシステムは、なるべく避けたいとも思っています。

現在の戦争システムでは実戦を伴わない戦争があまりに多いので、私たちは戦争システムを改修するにあたり、戦争がプレイヤーに価値あるものを提供するようにしたいと考えています。

戦争参加者に実際的なリスク&リターンを設定し、戦争が適切に奨励されることを長期的な目標として、私たちは12月以降も戦争システムを改修していきます。

12月リリースの変更では、コーポレーションとアライアンスを対象にした戦争適格性(war eligibility)という概念を導入します。もしコーポレーションとアライアンスが戦争当事者として適格であれば、彼らは宣戦布告する、あるいは宣戦布告されることができ、既存の戦争の防衛側に同盟者として参戦できます。もしコーポレーションとアライアンスが戦争当事者として適格でなければ、彼らは宣戦布告できず、宣戦布告されることもありません。

戦争適格性はストラクチャを所有しているかどうかによって判断されます。コーポレーションとアライアンスがEVE Onlineのどこかに1つでもストラクチャを所有していれば、彼らは戦争適格です。今のところ、適格性を判断する上でストラクチャの所在地は影響しません。

戦争適格性の判断基準になるストラクチャは次のとおりです。

・すべてのアップウェルストラクチャ(FLEXストラクチャも含む)
・スターベースコントロールタワー
・プレイヤー所有の税関
・領有権ストラクチャ(領域管理用拠点と領域支配用ユニット)

アライアンス内の少なくとも1つのコーポレーションがストラクチャを所有していれば、アライアンス全体が戦争適格であると見なされます。

コーポレーションとアライアンスの戦争適格性は情報ウィンドウから確認できます。適格性が変化した場合、通知システムを通じてメンバーへ周知されます。

戦争システムの変更…ホリデーシーズンの戦い-2

コーポレーションとアライアンスにとって最初のストラクチャを設置する場合、プレイヤーはそのストラクチャが戦争適格性に影響する旨を警告されます。

戦争システムの変更…ホリデーシーズンの戦い-3

先述したように、宣戦布告する、宣戦布告される、既存の戦争に同盟者として参戦する場合、戦争適格でなければなりません。もし戦争中に攻撃者か防衛者が最後のストラクチャを破壊されるか、あるいは回収された場合、その戦争は24時間後に終了します。もし開戦前の24時間の準備時間中にストラクチャが破壊され、攻撃者か防衛者が戦争不適格になった場合、戦争は開戦から24時間後に終了します。つまり、開戦してから24時間だけ合法的戦闘が可能になります。

2つの組織が相互に宣戦布告している場合、一方または両方の陣営がすべてのストラクチャを失ったとしても、宣戦布告が双方向であるかぎり戦争は継続します。

12月リリース実装当日、すべての既存の戦争は参加者の戦争適格性を自動的に反映し、その結果に応じて処理されます。攻撃者か防衛者が戦争不適格だった場合、24時間の戦争終了カウントダウンが始まり、戦争は12月12日に終了します。

12月リリースでは戦争適格性に関連した変更がもう一つあり、コーポレーションはストラクチャ移譲を受け付けるかどうか切り替えられるようになります。これはコーポレーションにとって普通に便利な機能ですが、戦争適格性が導入されることを考えると、極めて重要な意味を持っています。この機能を使えば、ストラクチャ移譲によって意図せぬ戦争適格状態をもたらす戦術を阻止できるからです。

この機能はCEOかディレクターがコーポレーションの各種設定ページで設定でき、即座に効果を発揮します。

戦争システムの変更…ホリデーシーズンの戦い-4

ストラクチャ移譲を拒否するよう設定している場合、コーポレーションへアップウェルストラクチャや税関を移譲しようとしても自動的に拒否されます。ただし、アライアンス内のコーポレーション間で領有権ストラクチャを移譲するときは、この設定の影響を受けません。

12月リリース実装当日、すべてのコーポレーションは「ストラクチャ移譲を拒否する」状態でデフォルト設定されます。

開発者ブログをお読みいただきありがとうございました。戦争システムの変更についてどう思うか、ぜひご意見、ご感想をお聞かせください! 今回の記事で説明した内容は12月11日の12月リリースで実装されるので、私たちは戦争システムの使われ方がどのように変化するか見守っていくつもりです。繰り返しますが、これは戦争システム改修プロジェクトの始まりに過ぎません。コミュニティの議論とフィードバックを得るため、他のコンセプトも近いうちに公開します。

皆さんがゲーム内で良き戦争を戦い、ゲーム外では平和なホリデーシーズンを過ごしますように!

2018年
12月8日

ガレンテとミンマターがアマーへ制裁措置 「カハーの虐殺に対する不十分な対応」

ガレンテとミンマターがアマーへ制裁措置 「カハーの虐殺に対する不十分な対応」
2018-11-26 21:55 スコープ、リナ・アンバー

マター、グランド・キャラバンサライ発-ガレンテ・ミンマター両政府は、カハー問題に対するアマーの対応が不十分だったとして、経済制裁を承認した。ミンマターでは制裁案が2週間前に作成されたが、今朝のジャッカス・ローデン大統領によるガレンテ側制裁案への署名に合わせ、今日になってから部族会議が発表した。

サンマター・マレアツ・シャコールは部族会議の決定を伝える声明において、次のように述べている。
「帝国は『鎮撫』という名分を掲げ、長きにわたって人々を無慈悲に扱い、虐殺してきた。これは文明国が行うことではない。帝国がその蛮習を改めるまで、我々はかの国が他国と正常な経済関係を築こうとする行為を認めない」

ミンマターが対アマー貿易の喪失にどう対処するか尋ねられると、シャコールは次のように答えた。
「ミンマターは既に復活を遂げている。対アマー貿易を失ったとて、投資家や国内のミンマター企業には新たな道が開かれるだけだ。そもそも、我が国の経済において対アマー貿易が大きな存在であったことなど一度もない。アマーは我々がアマーを必要としているのだと信じさせたがっているが、事実は違う。我々はアマーを必要としないし、必要としたこともない」

制裁は特定のアマー・クーニッドの当局者と貴族を対象としており、資産凍結と渡航制限を課すことでガレンテ・ミンマター資本との接触を防ごうとしている。数百人の貴族と実業家が影響を受けるが、その中でも最も高位の人物はタッシュムーコン家当主のタニル・タッシュムーコンだ。他にはゾアー&サンズ社のアーダマド・ゾアーCEO、クーニッド運輸の役員イサン・アンミール、タッシュムーコン系銀行ダーリアン・コジャフィのトハ・コジャフィ、カハー問題に関与したアラル・チャーケイドとソシャン・ファエズも対象者となっている。

制裁の影響は多くのアマー・クーニッド企業にまで及び、ガレンテ領とミンマター領の惑星、衛星、入植地でのビジネスが制限される。影響を受ける企業にはカータム・コングロマリット、インペリアルアーマメンツ社、インヘーレントインプラント社、ゾアー&サンズ社、ダーリアン・コジャフィ銀行、ナーチュラ社、そして衣料品小売企業のエターニティデザイン社が含まれている。

クーニッドイノベーション社、クーニッド運輸、クーニッド工業、ロイヤルアマルガメイテッド社、王立クーニッド銀行など、主要なクーニッド企業も制裁対象だが、ロイヤルアマルガメイテッド社以外はガレンテ・ミンマター市場との経済関係はかなり小さい。なお、カハー鎮撫作戦に参加したロイヤルウーランやアスバラ騎士団も対象リストに含まれていた。

アマー・クーニッドの星間貿易の大部分はカルダリが相手だ。とはいえ、多くの貴族と企業がガレンテ・ミンマター市場でビジネスを行っており、特に繊維、サイバーウェア、兵器産業は主力分野となっている。ただし、アマーが保護主義的な経済政策をとっていることに加え、奴隷労働へ依存しているため、貿易成長は限定的である。ガレンテとミンマターは奴隷労働に頼って生産された商品は忌避しているからだ。

クーニッドが制裁によってどの程度の影響を受けるかは不明だ。対カルダリ貿易はYC108年から111年にかけて不調だったが、カルダリ経済の回復やタッシュムーコン家との新たな貿易協定により、クーニッド経済は立ち直りを見せている。しかし、対外貿易へ依存する経済構造のおかげで、クーニッド経済は依然として脆弱さを捨てきれていない。

ガレンテとミンマターはライダイ社やカーラキオタ社のような、クーニッドと関係の深いカルダリ企業にも制裁をちらつかせているものの、カルダリとの関係がさらに悪化することは避けたいと考えているようだ。ジャッカス・ローデン大統領は制裁案に署名したのち、記者会見で「圧力をかけるための他の選択肢も検討している」と述べるに留めた。

ガレンテとミンマターが制裁措置を発表すると、女帝カティズ1世は枢密院の特別会合を招集して対応策を議論した。皇宮担当特派員によれば、サルム家当主アラハ・サルム率いる審問法廷がカハー星系へ赴く準備を進めていたものの、今回の制裁措置により一時中断状態になっている。

2018年
12月8日

M-N7WD-3で不調機械が暴走

M-N7WD-3で不調機械が暴走
2018-11-28 18:18 スコープ、レト・グロリアクス

カース、M-N7WD-3発-エンジェルカルテル傘下の惑星防衛隊は今日、M-N7WD-3で「ローグドローンによるものと思われる攻撃を撃退」し、勝利を祝っている。

現地のサルベーションエンジェルズ関係者がスコープに語った話によれば、彼らはこれを新種のローグスウォームだと考えており、トリグラヴィアン・コレクティブがローグドローンを差し向けたのではないかと疑う意見さえあった。しかし、「レト・グロリアクスのギャラクティック・アワー」がさらに調査したところ、さらに奇妙な事実が明らかになった。

M-N7WD-3、ハードスクラブル地区の住民がGalNetへ投稿した画像を見るかぎり、防衛隊が「ローグドローン」と呼んだ存在は、実際にはヒャショーダ社モデル373自動コンバインハーベスターだった。目撃者の証言によると、コンバインは小さな農村の重機販売店へ整備のために預けられていたが、突然ガレージを破って発進し、村の中心へまっすぐ突き進んだのだという。

極めて頑丈なコンバインは荒れ狂って暴れまわり、現地のエンジェルカルテル部隊が駆けつけるまでのあいだに、いくつかの建物へ大きな被害を与えた。最後は制御コアへロケット推進式の対装甲プラズマ弾を撃ちこまれ、コンバインはようやく活動を停止した。

コンバインの残骸は焼け焦げ、歪み、溶けた状態だったが、GalNet上の画像はヒャショーダ社モデル373のシリアルナンバーを複数箇所に捉えていた。購入報告書によれば、このコンバインは当初はレンズ3のイフモアノポリスへ出荷されたものの、輸送中に行方不明になったものだった。イフモアノポリス農業部のルーレン・ベア副部長に取材したところ、ベア副部長は自身がハードスクラブルの騒ぎに一役買ったことを認めた。

「ええ、コンバインを暴走させたのは私ですよ。モデル373のチェック作業をしていたら、あの車両がネットワークに接続してきたのを見つけましてね。ソフトウェアのアップデートか何かをしたがっていたので、自動帰還命令を送ってやりました。エンジェルの馬鹿どもが何人か轢かれてればいいんですが」

エンジェルカルテルはこの事実についてコメントすることを拒否した。ヒャショーダ社は、無提携の整備施設による改造、爆発物への意図せぬ暴露、適切な輸出入ライセンス制度のない地域への違法輸出を挙げ、今回の一件では自社製品に適用されるいかなる保証も無効であると指摘した。

2018年
11月21日

イシュコネ社とヒャショーダ社がノゴエイハヴィ社とCBD社の密輸疑惑を告発

イシュコネ社とヒャショーダ社がノゴエイハヴィ社とCBD社の密輸疑惑を告発
2018-11-15 19:10 スコープ、アルトン・ハヴェリ

ニューカルダリ発-イシュコネ社とヒャショーダ社は、ノゴエイハヴィ社とCBD社の密輸行為に関する1年間の共同調査の結果をカルダリ企業裁判所へ提出した。イシュコネ社とヒャショーダ社は企業間法廷が事件を審議するよう求めており、ノゴエイハヴィ社とCBD社には何らかの懲罰が課される可能性がある。

YC119年に代表取締委員会がガレンテ・カルダリ国境を一部封鎖した際、カルダリ巨大企業と子会社、およびその取引相手は貿易活動を制限されたが、ノゴエイハヴィ社とCBD社は非合法な手段を使って商品や人員を運んだ疑いが持たれている。この疑惑は目撃証言や積荷目録、内部告発によって裏付けられているが、最大の証拠はシンジケート・リージョンに籍を持つ輸出入企業、アマグク・フレイト・ソリューションズから取得された記録だ。イシュコネ社とヒャショーダ社はアマグク社が密輸行為の隠れ蓑だったと訴えている。

アマグク・フレイト・ソリューションズの所在地はMXYS-8-4第1衛星軌道上インタキシンジケートステーションだとされているが、実際に住所を確認したところ、現地ではインタキのテイクアウトレストランが営業していた。フリージャーナリストによれば、レストランはプロテイン・デリカシーズを揚げたものを「ロングリム卵の天ぷら」として売っており、アマグク社が虚偽の住所を使用している疑惑は事実であるとのことだ。

内部告発者の証言によると、サーペンティス社とガリスタス海賊団がアマグク社を共同運営し、ガレンテ・カルダリ両国をターゲットにした違法取引に使っていたという。アマグク社はノゴエイハヴィ社・CBD社との密約に関係ない犯罪行為にも利用され、サーペンティス社とガリスタス海賊団が自分たちの商品を運ぶ上でおおいに役立ったようだ。

イシュコネ社とヒャショーダ社は、ノゴエイハヴィ社とCBD社がこの密輸ルートを使ってガレンテ市場に直接アクセスし、自社の贅沢品を輸出するとともに、少量だが高価な原材料を輸入していたと断罪。他社がアマー経由ルートやアマー市場を利用することで大幅なコスト増加を余儀なくされていたにもかかわらず、その負担を回避したと非難している。

ニューカルダリプライムで保安関係者の会合に出席していたウィルコミ警備会社のウバス・ノマは、取材に対して次のようにコメントした。
「カーラキオタ、ライダイ、スクーベスタは国境封鎖を支持しましたが、それは誰もが平等に不利益を負うと信じたからでしょう。しかし、ノゴエイハヴィとCBDはたった一つの抜け穴を通るだけで、何十億iskもの費用を節約できたようですね。我が社が独自に集めた証拠から考えるかぎり、明らかになっていない密輸ルートはまだまだ存在しますよ」

ノマはイシュコネ、ヒャショーダ、ウィルコミ各社のステーションで密輸行為の痕跡が見つかったと述べ、三社は調査結果を取りまとめる方向で協議中だと語った。彼女はコメントをこのような言葉で締めくくっている。
「国境封鎖を解除するとき、最も強硬に反対したのがノゴエイハヴィとCBDだったのは覚えておいて損はないです」

密輸疑惑について犯罪組織からもコメントが寄せられている。特に、疑惑をあっさりと認めてしまったガリスタス海賊団のパイロット、「パンチィ」パノラ・パータマは注目に値するだろう。
「もち、CBDとNOHのために密輸してあげたよ。カティズちゃんと神様愛好家のために運んであげたっていい。ていうか、払うもん払ってくれるなら誰の仕事でも引き受けるよ。あたし達は差別主義者じゃないし、料金設定もカスタマーサービスも最高だからね。そう思わない奴はくたばっちまえ!」

2018年
11月19日

ジダレズ王妃がカハー鎮撫作戦の成功を主張 「国外勢力による犠牲者数の誇張」を非難

ジダレズ王妃がカハー鎮撫作戦の成功を主張 「国外勢力による犠牲者数の誇張」を非難
2018-11-14 20:48 スコープ、リナ・アンバー

クーニッドプライム発-今日、ジダレズ王妃はダークアマーニュースのインタビューに応じ、カハー星系の鎮撫作戦が成功を収めたと主張した。カハー星系がデスグロー麻薬で襲撃され、奴隷の反乱が発生して以来、王妃が公の場に姿を現すのはこれが初めてだ。負傷からかなり回復した様子のジダレズ王妃は、カハー3で化学兵器テロに遭遇した際の経験を語った。

カハー問題について質問されたジダレズ王妃は、クーニッド軍が「残存していた反乱勢力の拠点をすべて制圧」したので、「もはや重大な脅威は存在しない」と主張した。さらに王妃は、今なおカハー星系で戦っているクーニッド軍兵士や、カハー鎮撫遠征軍総司令官のソシャン・ファエズ元帥に感謝の意を表し、第7サイバー騎士団「アスバラ」、第19ロイヤルウーラン部隊の戦功を強調。親クーニッド派カプセラが「王国防衛のために素晴らしい働きを見せた」とも述べた。

「地上部隊の兵士たちは専門的技能と巧みな計画のもと、鎮撫作戦を遂行しました。国外の扇動者たちはこの状況から利益を得ようとして大げさなことを言っていますが、惑星上の犠牲者は最低限の数に抑えられています。せいぜい30万人。もっと少ないかもしれません。マブネン事件より少し多いですが、今回はブラッドレイダーが一度に複数の惑星を攻撃したことは覚えておいてほしいですね。それに、敵の新兵器は以前にも増して強力で、我々の労働力にとって致命的な威力をもっていたのです」
マブネン1はアマー帝国のスローンワールズ・コンステレーションに存在し、YC107年にブラッドレイダーが今回と同じような攻撃を仕掛けた惑星だ。このときは暴動と鎮圧行為によって10万人が犠牲になったと推計されている。

ジダレズ王妃がカハー鎮撫作戦の成功を主張 「国外勢力による犠牲者数の誇張」を非難-1
カハー3 [画像提供: ARCスタジオ]

スコープはジダレズ王妃が主張している犠牲者数を確認できていない。クーニッド王国は奴隷の総数について秘密主義を貫いているが、管理がいい加減な実態を隠しているだけだと指摘されており、カハー問題でも実状の把握や犠牲者数の推計を難しくする原因となっている。シスターズ・オブ・イブやケイル大学のような第三者機関はジダレズ王妃よりはるかに多くの被害を示唆し、200万から900万程度が犠牲になったのではないかと見ている。なお、この推計はカハー星系全体を対象とし、奴隷と自由民の両方を含んでいる。

ミンマターのインナーサークル代表、ケイタン・ユンは、反乱軍は化学兵器の影響ではなく自由を求めて戦ったのだと訴えている。ジダレズ王妃はこの主張を一蹴した。
「王国の民は献身的かつ平和的な精神の持ち主です。カハーの労働者が反乱のチャンスを待っていた訳がありません」

ジダレズ王妃やダークアマーニュース、アマー公共ニュースのような帝国系メディアは勝利を伝えているが、カハー星系からは散発的な戦闘が続いているとの情報が入っている。カハー3反乱勢力の残党はカハー解放軍を名乗り、鎮撫作戦に参加していた義勇部隊の脱走兵も、数は多くないものの解放軍に合流。惑星各地でゲリラ的な攻撃を繰り返している模様だ。

クーニッド3世は反乱について正式なコメントを発表していないが、女帝カティズ1世とアマーのインナーサークル代表、サーダン・ゼル・クオシュ元帥へ定期的に連絡をとっているようだ。他の五皇家も反応していないものの、ジダレズ王妃の発言について情報を整理している最中だと噂されている。

ただし、カハー星系その他の化学兵器テロについてコメントしたアマー貴族はジダレズ王妃だけではない。多くのアマー貴族が声明を発表し、ブラッドレイダーが関わった暴力行為を非難している。特にカドール、タッシュムーコン、サルム領では、一部の貴族がクーニッド王国とその対応への支持を宣言した。その一方で、アーディシャパー家やコルアゾール家につらなる貴族からは、対応が不必要なまでに残酷だと批判する声があがっている。

2018年
11月17日

謎のトリグラヴィアンGalNetワームがアビサルフィラメントをフリゲート向きに再構築

謎のトリグラヴィアンGalNetワームがアビサルフィラメントをフリゲート向きに再構成
2018-11-13 11:01 スコープ、レト・グロリアクス

ジェネシス、ユーライ発-通商保護委員会は、トリグラヴィアン・コレクティブから生まれた活発な情報ワームがGalNet液体ルータ上で活動していると報告した。ワームはトリグラヴィアンのフィラメント技術に作用し、フィラメントがフリゲートサイズの艦船に対して機能するよう再構築するのが目的だと考えられている。

通商保護委員会の関係者によれば、この自己複製・自己伝播型の情報ワームは、自らを「異常な速度」で液体ルータネットワーク全体に拡散させている。ある情報戦担当者は次のように話した。
「我々にはこのワームを止められない。こいつは数千光年のルータ網の隅々にまで広がっているんだ。こんなに尾の長いワームは今まで存在したことがなかったと思うね」

ワームが急激に拡散する一方で、情報セキュリティの専門家たちは構成コードと保有情報の解析を行った。解析は真空空間かつ非エンタングル状態の「ブラックボックス化」されたコンピューティング環境で行われた。その結果、SCCのアナリストはワームの脅威度が低いと判断し、GalNetシステムやSCCマーケットネットワーク、その他のコンピュータや情報ネットワークの通常機能に害を及ぼすことはないだろうと評価している。

謎のトリグラヴィアンGalNetワームがアビサルフィラメントをフリゲート向きに再構築-1
アビサル・デッドスペースに浮かぶトリグラヴィアンのダマヴィク級

トリグラヴィアン由来のワームにより、少数のフリゲートがアビサル・デッドスペースに進入することが可能になったが、トリグラヴィアンが何を目的としているのかは不明だ。トリグラヴィアンがドリフターと戦い続けているという証言は多く、一部の人々は彼らが対ドリフター戦の盟友を求めているのではないかと推測している。他の意見としては、トリグラヴィアン文化は儀式的要素を重視しており、剣闘士的な戦闘が「支配階級」にとって重要な目的を持つのだと考える儀式説もでている。

さらに別の仮説は、トリグラヴィアンがニューエデンの艦船を故意にアビサル領域へ誘いこみ、技術サンプルや情報、バイオマスなどを収集しているのだと訴えている。真実がどうであれ、今やアビサル・デッドスペースは最大3隻のフリゲートが進入できるようになり、この神秘的な世界を共同調査することが可能になった。

2018年
11月10日

カハー問題、宇宙空間での武力衝突へ発展 クーニッド軍とCONCORDが出動

カハー問題、宇宙空間での武力衝突へ発展 クーニッド軍とCONCORDが出動
2018-11-06 15:40 スコープ、アルトン・ハヴェリ

クーニッド王国、カハー発-カハー問題が星間社会の火種となり、新たな衝突を呼んだ。昨夜、クーニッド王立海軍とウシュラ・カーン(Ushra’Khan)のミンマター系カプセラが衝突し、クーニッド海軍のイーオン級大型艦載機母艦がミンマター義勇兵の超大型輸送艦を撃沈。事態を監視していたCONCORD艦に対しても、ウシュラ・カーンのカプセラ達が報復攻撃を実行した。

アルマスト・ダルカ(Armast Darkar)率いる連盟自由軍の義勇兵たちは、カハー3へ地上部隊を降下させようと試み、クーニッド海軍はこれに対処するため出動した。ダルカのプロビデンス級超大型輸送艦はカハー3に降下しようとする義勇兵や傭兵を搭載しており、ウシュラ・カーン艦隊を護衛として従えていた。現場には親アマー派の準軍事組織も駆けつけ、SAROのオヴェグ・ドラスト艦長もCONCORDインナーサークルに代わって事態を見守った。

多くの情報源から寄せられた報告によると、ミンマター義勇兵の降下作戦は手酷い失敗に終わったようだ。彼らの「シャトル」や「降下艇」はカハー3の大気条件へ十分に適応しておらず、一定数が爆発炎上。他の機体もクーニッド地上軍の対空砲火や、カハー3防空隊の大気圏内戦闘機によって撃墜されてしまった。地上では多くの反乱勢力やゲリラが破壊工作を試みたものの、第7サイバー騎士団「アスバラ」によって掃討されたと伝えられている。

カハー問題、宇宙空間での武力衝突へ発展 クーニッド軍とCONCORDが出動-1
カハー3軌道上のRKNアイアンクラッド・フェイス [画像提供: ジェネラル・スターゲイザー(General Stargazer)]

クーニッド軍は地上、空中、宇宙で連携した迎撃戦を展開したが、アラズ・ノマーリヤ提督が指揮するイーオン級大型艦載機母艦「RKNアイアンクラッド・フェイス」が司令部として機能したのは明らかだ。ノマーリヤ提督は今回の戦いについて、次のような簡潔な声明を発表している。

「クーニッド王立海軍はカハー鎮撫遠征軍およびカハー3防衛義勇部隊と連携し、カハー3空域に対する違法かつ無謀な侵略を阻止した。義勇部隊は第15海軍航空宇宙防衛旅団分遣隊による支援のもと、対空射撃を実施。反乱勢力の『降下艇』が大気圏内で分解したことで残骸が落下したが、彼らの貢献によって脅威の大半が取り除かれた。また、カハー3侵攻を試みた微弱な残敵は、第9カハー3防空隊のAC-6L『シームルグ』が撃破した」

「ユーライ協定、ユーライ合意、SCC独立惑星管理法の規定に照らし、かかる侵略行為の違法性を鑑みて、RKNアイアンクラッド・フェイスは侵攻基地として機能している反乱勢力の輸送艦を撃沈するべく任務部隊を指揮した。我々はアマーに忠実なカプセラ達の支援を得て目標を達成し、作戦完了とともに整然と後退した。カハー鎮撫作戦はファエズ元帥の模範的指揮のもと継続され、あとはカハー3の散発的抵抗の鎮圧を残すのみである」

カハー問題、宇宙空間での武力衝突へ発展 クーニッド軍とCONCORDが出動-2
カハー3軌道上で戦闘中のアマー派カプセラとミンマター派カプセラ [画像提供: ジェネラル・スターゲイザー(General Stargazer)]

降下作戦は失敗したものの、ウシュラ・カーン艦隊はオヴェグ・ドラスト艦長のマーシャル級戦艦へ「自殺攻撃」を仕掛け、撃沈することに成功した。ドラスト艦長は適法なCONCORDの任務として状況を監視していたのだが、ウシュラ・カーンはこの攻撃を「CONCORDがカハーの戦争犯罪に加担した」ことへの報復だと主張している。一方のドラスト艦長は彼自身の見解として、ユーライ協定や関連法規を遵守させることが惑星の安全にとって極めて重要なのだと主張した。

カプセラ報道組織のARCスタジオは「ザ・ディスコース」で今回の事件を取り上げ、スコープにも特別レポートを共有してくれた。

昨夜の戦闘に先立ち、カハー星系では別の事件も起きている。ブラッドレイダーの同調者ではないかと疑われているフェディット(Fweddit)のカプセラが、9隻のプロビデンス級超大型輸送艦をカハー3上空で撃沈し、200万人近い奴隷を処刑したのである。この行為はアマーとミンマターの両方から激しい非難を浴び、SCC市場を通じた奴隷取引について大きな懸念を生じさせた。

通商保護委員会は奴隷取引問題に対してコメントしていない。アマー帝国は女帝カティズ1世が在位2周年を迎えた際に請願へ回答し、あくまで奴隷取引を継続する方針を公式に明らかにしている。CONCORD関係者によれば、CONCORDはユーライ協定とSCC惑星管理法が破られかけたことを強く問題視しており、同法に許可されてカプセラが運営している税関施設や産業コロニーの安全に関して、上層部で議論が行われているとのことだ。

2018年
11月10日

アップウェル・コンソーシアムがFLEXシリーズを発売 さらなる増益を見込む

アップウェル・コンソーシアムがFLEXシリーズを発売 さらなる増益を見込む
2018-11-08 17:14 スコープ、リナ・アンバー

アウターリング、4C-B7X発-アップウェル・コンソーシアムのヤニ・サー・アテュー会長は、提携企業や機関投資家とのホログラム会議において、アップウェルの利益がYC120年第1四半期から第3四半期まで継続的に増加したと報告。来週にはロジスティクス急速拡張商品、略してFLEXが発売され、第4四半期はさらなる増益が見込まれると発表した。

アップウェル・コンソーシアムは先月、ベレイン星系のグランドテイジョンカジノでYC120年度マインドクラッシュ星間チャンピオンシップが開催された際、同時に行われた記者会見でFLEXシリーズの発売計画を明らかにしていた。FLEXシリーズは3種類の戦略的航法ストラクチャ、すなわち「アンシブレクス」ジャンプゲート、「ファロルクス」サイノビーコン、「テネブレクス」サイノジャマーで構成されており、成長するカプセラ市場の宇宙植民地化インフラ分野を狙うという、アップウェルの既存戦略を踏襲する商品である。

「かつてOREはスターベース航法システムを開拓しましたが、今や古びて陳腐化しています。この事実を考えるに、新たな戦略的航法ストラクチャを擁するアップウェルのFLEXシリーズは、カプセラ組織が発達した超光速輸送技術を使用する上での効率、制御性、柔軟性を大きく強化するでしょう」

アップウェル・コンソーシアムがFLEXシリーズを発売 さらなる増益を見込む-1
アップウェル・コンソーシアムの商品、「アンシブレクス」ジャンプゲート

アップウェルの研究開発活動に関する議論のなかで、アテュー会長はトリグラヴィアン技術の調査がプロペルダイナミクス社やイティリ社などの研究者へ恩恵をもたらしたことを認めた。さらに、アテュー会長はそのような技術調査によって実現した例として、特にアンシブレクスの改良を挙げた。
「トリグラヴィアンのコンジット技術から得た情報は大いに役立ちました。アンシブレクスに組みこんだEXERTコンジット連結装置のおかげで、異なる星系のあいだに特定座標間FTL輸送コンジットを確立することが可能になり、転送の速度と安定性が著しく向上したのです」

ホログラム会議ではフロストライン・ラボラトリーズ社も議題にのぼり、同社が小惑星サイズのアイス採掘だけでなく、「巨大氷惑星」と呼ばれるような大惑星での資源開発も視野に入れた研究を進めていることが明らかになった。また、インペタス社とチェマルテック社が頭蓋下視覚インプラントに関する共同実験を行い、娯楽用没入型コンテンツ、産業用シミュレーション、軍事システム市場など、様々な分野での応用を目指していることも言及された。

年金基金や慈善基金などの機関投資家からは、アップウェルが経頭蓋マイクロコントローラーの改良に携わっているという噂についての質問も出たが、アテュー会長は提携企業は「そのような強制的、あるいは欺瞞的な技術」の研究に関わっていないと答え、アップウェルの関与を否定した。

← Previous Next → Page 3 of 9