2018年
7月14日
ミンマター解放記念日を祝う群衆…サンマター・マレアツ・シャコールは演説を行う
2018-07-11 16:09 スコープ、リナ・アンバー
パター星系、マター発-サンマター・マレアツ・シャコールはマターのグランド・キャラバンサライに集まった群衆にむけて演説を行い、大蜂起140周年を祝うと同時に、同胞を解放するため行動を起こすよう呼びかけた。
解放記念日を祝う市民に対し、サンマター・シャコールは部族会議を代表して次のような演説を披露した。
「マターリの同胞諸君、
今日、我々は、我々自身のために手に入れた自由を祝う。
今日、我々は、自由を守るために戦う勇敢な男女へ感謝の念を捧げる。
今日、我々は、アマーの圧政によって失われた命を思い起こす。
今日、我々は、いまだ異国に囚われている同胞を救い出すという誓いを新たにする。
私は諸君に呼びかける。100と40年の自由を祝いながら、自己満足という罠にかかってはならない。
私は諸君に呼びかける。自由を守り抜くために立ち、兄弟姉妹とともに戦うのだ。
私は諸君に呼びかける。今なお続く同胞解放の戦いに身を投じ、鎖を断ち切ろうではないか。
我々は何者なのか、我々の原点がどこにあるのかを思い出せ。何より、いまだ解き放たれぬ人々のことを思え。
今一度言おう。自由のための戦いに加わるのだ。我々の過去と同胞の苦しみを決して忘れるな!
奴隷使いに死を!
あまねく部族に繁栄を!
我ら同胞のもとへ来たらん!」
サンマターの言葉はグランド・キャラバンサライで大歓声をもって迎えられた。この演説はミンマター各地へホログラム放送され、都市や入植地に集まった大勢の人々も同じような反応を見せた。
共和国司法局は大蜂起140周年を記念した集中的な反奴隷制キャンペーンを始めており、カプセラによる無認可奴隷施設の襲撃、拘束されている奴隷の救出を対象とした報酬プログラムに資金を提供している。司法局によると、今回の作戦は「違法な奴隷使役者の活動に対処する司法局リベレーター部隊が、ザ・エージェンシーを通じて募集したフリーランスのカプセラと連携し、2週間で集中的に遂行する」とのことだ。
司法局はアマー宙域で多くの無認可奴隷施設が運営されていると述べた上で、このように説明している。
「我々は違法な奴隷使役行為に対処するよう、カプセラに奨励しているだけです。リベレーター部隊の輸送艦もユーライ協定に従って活動しています」
アマー当局は司法局の作戦について触れず、一般論として次のようにコメントした。
「アマー帝国の法は、我々の宙域に対するあらゆる不法侵入者を排除するよう義務づけている。貴族の権利を定めた神聖なる法と聖典に反する者、玉座に敵対する者も同様である」
また、連盟自由軍もより多くの戦闘員を求める声明を発表し、ミンマター支持派や、共和国の戦いに共感しているカプセラをターゲットとした新しい募兵活動を開始した。この動きについて取材したところ、連盟自由軍を率いるガー・オルガはこのように答えた。
「今日、アマー帝国への大蜂起が成功してから140年目を迎えた。自由軍は何年も戦い続け、多くの戦闘に勝利してきたが、まだ戦争には勝っていない。この事実を共和国に思い出させ、力ある男女に戦いを促すため、今日という記念日に声明を発表した。彼らが自由軍に加わってくれれば、戦争を終わらせ、国境宙域を永久に解放することができるはずだ」
2018年
6月2日
トリグラヴィアン艦と乗組員への接触要求強まる…インナーサークルは沈黙を維持
2018-05-28 17:26 スコープ、レト・グロリアクス
ユーライ発-DEDがトリグラヴィアン艦を鹵獲し、隔離検査を行ってから6週間以上がたった。より詳しい情報を求める声が繰り返されているが、インナーサークルは沈黙を守っている。CONCORDとDEDはあらゆる質問に対し、ヴェックス・アミタ司令官の特別ブリーフィング…トリグラヴィアン艦を鹵獲した直後、意識思考学会の年次会合で実施された…を参照するよう回答している。
スコープはブリーフィングと周辺事情について広く取材を重ねたものの、トリグラヴィアン艦とその乗組員がどうなったのかも含め、いまだ答えのでていない疑問は多い。インナーサークルとCONCORD構成国が警告の言葉を並べたて、コメントや推論をかたくなに拒む一方で、各方面は新しい情報を求めて動きだしている。

ユーライ10、DEDステーション港外に係留された未知の艦船
シスターズ・オブ・イブは生き残った乗組員に接触するため、人道的支援を理由とした面会を何度となくDEDへ要請している。アマー帝国はCONCORDの方針を明確に支持しているが、観測筋によれば、アマター自治領とクーニッド王国は情報公開と具体的な行動を要求し続けており、帝国全体としてはCONCORDが確実に脅威へ対処するよう強く求めている状況だ。
「アビサル・デッドスペース」と呼ばれる空間が存在し、その空間がドリフターズと新たに発見された勢力の戦場になっているという新事実は、カプセラから大きな反応を引きだした。CONCORDはトリグラヴィアン・コレクティブがニューエデンを脅かす存在だと見なしたものの、多くのカプセラはこの宣言に疑問を投げかけている。シスターズ・オブ・イブの人道的支援を支持する声が聞かれるほか、トリグラヴィアンを保護しなければならない、対ドリフターズ戦の共闘勢力として同盟すべきだといった意見まで飛びだしている。
最も過激なのは「ファロス・オブ・テーラ」の説だ。彼らはCONCORDが陰謀を巡らせており、インナーサークルとSAROが関与していると主張し続けている。ファロスの広報担当であるジョラ・アレクシスは、スコープ系列番組「ギャラクティック・アワー」のレト・グロリアクスに対し、オヴェグ・ドラスト艦長は「ザ・ラディウス」の主要メンバーだと語った。ジョラによれば、ザ・ラディウスは違法な実験を行う秘密研究所を運営しており、元SoEメンバーにしてファロス・オブ・テーラの代表者でもあったタヤ・アキラの拉致疑惑にも、この組織が関わっている可能性があるという。CONCORDはそのような組織の存在を否定している。

ユーライ10軌道上に展開するSARO「ブラック・トループ」の特殊艦
様々な憶測が飛び交うなか、四大国と友邦は厳戒態勢を維持している。SAROはアビサル・デッドスペースを封鎖しようと試みているらしく、SARO部隊がニューエデン各地で海賊勢力と交戦中との情報も入っている。ワームホール宙域にあるドリフターズとスリーパーの拠点を襲撃したという海賊関係者の話もあるが、スコープは裏付けとなる情報を手に入れることができなかった。
状況に進展があり次第、スコープとギャラクティック・アワーは続報にてお知らせする。
2018年
6月2日
リポーターがサッカー部族の襲撃部隊に同行、トリグラヴィアンのアビサルフィラメントをデータサイトで発見
2018-05-29 11:35 スコープ、レト・グロリアクス
発信地非公開-ギャラクティック・アワー独占レポート。ベテランジャーナリストにして最前線リポーターでもあるレト・グロリアクスは、「アビサルフィラメント」と呼ばれるトリグラヴィアンの移送技術が、ニューエデンとアノイキスに散在する特定のデータサイトから見つかることを確認した。
レト・グロリアクスはサッカー部族の深宇宙襲撃部隊に同行し、2つの作戦を取材した。1つはニューエデンのどこかにあるエンジェルカルテルの武装データサイト。もう1つはアノイキス深部に存在するスリーパーのデータ保管庫だ。グロリアクスによれば、彼が同行した部隊は少なくとも1度、DEDのSARO部隊に捕捉されたものの、フィラメント技術を回収したのち戦闘を避けて無事撤収できたという。
サッカー部族のメンバーによれば、部族はニューエデン各地で手広く活動し、エンジェルカルテルやブラッドレイダー、サンシャ国などの犯罪組織を襲ってアビサルフィラメントを回収している。フィラメントはスリーパーのデータ保管庫を攻撃した際にも回収された。
レト・グロリアクスは引き続きサッカー部族に同行し、新事実が分かれば続報にてお知らせする。
2018年
6月2日
データサイトからアビサルフィラメント見つかる…CONCORDは深入りしないよう警告
2018-05-29 16:27 スコープ、リナ・アンバー
ユーライ発-CONCORDのヴェックス・アミタ司令官はカプセラに対し、「アビサル・デッドスペースに深入りしすぎない」よう警告した。「この極めて危険な、人類を脅かしうる領域の深部」へ到達した場合、CONCORDはその人物を容疑者として認定するという。
カプセラがアビサルフィラメントを入手してアビサル・デッドスペースへ進入したというニュースが相次いだことを受けて、CONCORDは記者会見を開いた。会見では、当局は「トリグラヴィアン領域の限定的な探索」を広く支援すると宣言されたものの、「レベル4ないしレベル5」、すなわち「レイジング」と「カオティック」のコードネームが付けられたアビサル・デッドスペースから帰還した場合、そのパイロットは容疑者として扱われる旨も発表された。
DEDジェネシス艦隊のオヴェグ・ドラスト艦長はこの措置について、次のように説明している。
「アビサル・デッドスペースは社会の安定を損ない、人類を脅かしかねません。しかし、トリグラヴィアン・コレクティブが発見されたために、カプセラはこの領域に踏みこむよう焚きつけられています。今回の措置はこうした状況を考慮した結果です。そもそもトリグラヴィアン自体、ニューエデンの人々にとって明らかに危険な存在なのだと改めて言っておきます」
アミタ司令官とドラスト艦長は、鹵獲されたトリグラヴィアン艦の詳細や、CONCORDが非合法活動に関与しているという主張についてはコメントを拒否した。
状況に進展があり次第、スコープは続報にてお知らせする。
2018年
6月2日
アビサルフィラメントをドローンリージョンで発見、犯罪組織もフィラメントを入手
2018-05-30 17:37 スコープ、レト・グロリアクス
発信地非公開-ギャラクティック・アワー独占レポート。ドローンリージョンのローグドローンが支配する拠点において、「アビサルフィラメント」と呼ばれるトリグラヴィアン技術が見つかった模様だ。
ベテランジャーナリストにして最前線リポーターでもあるレト・グロリアクスは、サッカー部族の遠征調査に参加。ローグドローンに侵蝕されたリージョンを調査し、ローグドローンの巣からアビサルフィラメントを発見した。
レト・グロリアクスが参加したのはサッカー部族の長距離偵察回収部隊だった。彼は調査船に乗船していた情報戦コマンドスと行動をともにし、ドローンリージョンの奥深く、廃棄された研究ステーションへと向かった。

ドローンリージョンのどこか、レト・グロリアクスが乗りこんだサッカー部族のバガボンド級巡洋艦
「私は星間メディアの報道の自由を訴え、強く異議を唱えましたが、コマンドスの任務に同行することは許されませんでした。それでも、あの恐ろしい残骸に乗りこんだ、勇敢なボー・ラカト特別任務部隊の中継映像をこの目で見届けました! ローグドローンは隊員を支配しようとしましたが、彼らの情報戦装備はドローンのコマンドを寄せつけません。兵士たちは冷たく硬い単分子バックショットをたっぷり撃ちこみ、うごめくガラクタどもを一掃しました! 部隊が指令デッキに到着すると、我々全員が息を呑みました。ローグドローンの巣の奥底でコマンドスが見たのは、大量に貯めこまれたアビサルフィラメントだったのです!」
サッカー部族その他の情報源からは、主要な海賊勢力や犯罪組織がアビサルフィラメントを手にしたとの情報が寄せられている。フィラメントが急速に拡散した結果、星間マーケットでも盛んに取引が行われるようになり、早くもアビスからトリグラヴィアン艦や装備の設計図を持ちだした探検家がいるようだ。
レト・グロリアクスは引き続きサッカー部族に同行し、新たな展開があれば続報にてお知らせする。
2018年
4月29日
スコープニュース – 明らかになったトリグラヴィアン・コレクティブの存在
2018-04-27
CONCORDが公開したこの映像は数日前に撮影されたもので、ラネイルズ星系で漂流していた激しく損傷した艦船を鹵獲する様子が捉えられています。乗組員の安否は発表されていませんが、CONCORD職員が艦内へ乗りこんでから数時間も経たないうちに、同艦はユーライ星系のCONCORD指令執行局本部ステーションへと曳航されました。その後、入港しても問題ないと判断されるまで、約48時間にわたってステーション外で隔離状態に置かれました。艦船の乗組員や建造者については、「トリグラヴィアン」という名前以外はほとんど何も分かっていませんが、同艦には「3」で構成される要素が多く、これが名前と関係しているのではないかと思われます。
ニューエデン各地のスターゲートでは、ここ1ヶ月ほど、傷ついたドリフター艦隊が出没するという奇妙な現象が続きました。ドリフター艦隊は過去に例のない規模で姿を見せ、カプセラからは「デスボール」と呼ばれています。刺激しないかぎり攻撃してくることはありませんが、ドリフター艦は何らかの戦闘で激しいダメージを負っており、誰、あるいは何が彼らをここまで痛めつけたのかが議論の的になりました。
ドリフター研究を牽引するアラタカ研究コンソーシアム(Artaka Research Consortium)は、発見したデスボールをことごとく掃討してきました。必要以上にドリフターズを攻撃する姿勢には賛否両論が寄せられましたが、ドリフター艦隊に何が起きたか推測する手がかりが得られたため、彼らの行動を肯定する向きが強いようです。
ドリフター艦の残骸からは三連データの保管庫が回収されました。データは部分的に破損しており、もとはトリグラヴィアンが所有していたものだと考えられています。アラタカ研究コンソーシアムはデータから断片的な映像を抽出し、それらをつなぎ合わせることに成功。そこには、トリグラヴィアン艦と交戦するドリフターズが記録されていました。こうした研究調査が行われたことや、カプセラからの問い合わせが相次いだため、CONCORDは今回の出来事について公表する判断を下したようです。
鹵獲されてからあまり時間が経っていませんが、トリグラヴィアン艦はCONCORDに多くの情報をもたらしました。「フィラメントデバイス」と名付けられた装置を使用すると、CONCORD深宇宙研究部門のマイヨール教授が「アビサル・デッドスペース」と呼ぶ宙域に、巡洋艦程度の艦船を進入させることができます。マイヨール教授はニューエデン各地の急激なエネルギー発生を観察し、これらが空間と時間において独立したポケット空間、すなわちアビサル・デッドスペースへの進入路になるのだと理論化しました。
この理論を実証するため、エンフォーサー級巡洋艦にフィラメントデバイスを取り付けるという大胆な実験も行われました。デバイスを起動すると、エンフォーサーは無数のアビサル・デッドスペースの1つへ一瞬で吸いこまれました。実験はマイヨール教授の理論を証明するとともに、予想されていたとおり、進入路が調査隊の背後で閉じたことから、緊急事態に陥ったとしても救助される可能性がないことも示しました。
空間内ですぐに判明したのは、ポケットが激しい時空の流れに囲まれているという事実です。ポケットの中心部から離れすぎた艦船は重力によって粉砕されるでしょう。また、ポケット内でも危険な現象が検出されたため、これらの現象に接近する際は、艦船の損傷や破壊を避けるために細心の注意を払って航行する必要があります。
さらに、エンフォーサーはすぐにトリグラヴィアン艦3隻の攻撃を受けました。敵はフリゲートクラスの艦船で、独特のエネルギー球から容易にトリグラヴィアン艦だと識別できました。エネルギー球の正体は「エントロピック・ディスインテグレーター」と呼ばれる武装のエンジン部分です。作動方法が既存のカプセラ兵器とはまったく異なるため、標的にむけて連続的なエネルギービーム射撃を始めるには、一定以上のキャパシタが必要となります。最初の威力はあまり高くありませんが、急速にエネルギーレベルが上昇し、攻撃力が大幅に増加。最大レベルに達すると、既存の同クラス兵器を上回る破壊力を実現するとのことです。
エンフォーサーは敵艦を撃破する前にかなりの被害を受け、この後は通信が散発的になりました。安全な場所へ退避する方法がないため、乗組員たちは前進を余儀なくされ、さらに奥深くへと進みます。一種の移送用ゲートらしきものを通り、少なくとも3つのポケットに到達したようです。
アビサル・デッドスペースに進入してから12分後、エンフォーサーから最後の通信が届きました。彼らは再びトリグラヴィアン艦と交戦しましたが、今度の相手はより強力な大型艦でした。断片的な戦闘記録によれば、調査隊はエントロピック・ディスインテグレーターによるダメージを軽減するため、出力が最大化する前に射程から逃れようと必死に回避機動をとったようです。しかし、ポケット内の安全な場所は限られており、トリグラヴィアン艦から逃れることはできませんでした。敵との距離が縮まり、エントロピック・ディスインテグレーターの最適射程距離に収まるたび、エンフォーサーは信じがたいほどのダメージを受けています。最後は船体中枢が損傷し、1秒と経たずにシグナルが消失しました。
調査データは分析中ですが、エンフォーサーはよく似た環境の3つのポケットに到達したことが判明しています。また、3つ目のポケットで確認されたゲートは、アビサル・デッドスペースに進入した場所へ戻るための安全な帰還ルートになっただろうと考えられています。興味深いことに、ドリフター艦から回収された映像には5種類の環境が記録されており、いまだ確認されていない環境が存在するのは間違いありません。さらに言えば、ドリフターズとトリグラヴィアン艦がアビサル・デッドスペースで交戦する映像が存在するということは、ポケット内でドリフター艦に遭遇する可能性は高いと考えるべきでしょう。
アビサル・デッドスペースの調査では、鹵獲したトリグラヴィアン艦からも見つかっているバイオテクノロジー、「ミュータプラスミド」が検出されました。CONCORDの研究者たちは実験を行い、この物質が既存技術に大きな、しかし予測不可能な影響を与えることを発見しました。最初の実験でミュータプラスミドを標準的なマイクロワープドライブに使用した結果、必要パワーグリッドがやや増加したものの、モジュールの性能は大幅に上昇し、キャパシタ消費量も減少しました。しかし、同じ実験を繰り返したところ、結果はまったく違っていました。性能は低下し、必要パワーグリッドとキャパシタ消費量のどちらも悪化したのです。その後のテストでも、極めて良い結果からどうしようもなくひどい結果まで、ありとあらゆる反応が見られました。モジュールにミュータプラスミドを使用した結果は不可逆的なので、危険な賭けにはなりますが、この物質を大量に回収できれば現代宇宙技術に革命を起こすのは間違いません。
スコープよりアルトン・ハヴェリがお送りしました。
ヘッドラインニュース
・カプセラ代表団がユーライ星系でCONCORD特別ブリーフィングに出席。
・GalNet配信者たちはアビサル・デッドスペースとトリグラヴィアン文明について議論を交わす予定。
・新たに発見されたトリグラヴィアン・コレクティブとドリフターズの紛争はかなりのレベル?
・シスターズ・オブ・イブは人道的支援を理由に、トリグラヴィアン艦の生存者と面会させるよう要求。
・プロジェクト・ディスカバリーの系外惑星探査プログラムが時空異常現象を発見。
・CONCORDの調査はアビサル・デッドスペース内が極めて危険であると報告。
・カプセラはトリグラヴィアンが特異的エネルギー源を制御していると主張。
・アマー帝国はトリグラヴィアン人工知能の噂について会合を開くようCONCORDに要求。
・アビスへ進入できるのはトリグラヴィアンのフィラメント技術を使用した巡洋艦のみ。
・CONCORDによるアビスへの軍事介入は排除された。
・フィラメント技術は時空間トポロジーに新たな道を拓く?
・カルダリ巨大企業は私設艦隊を海軍の指揮系統下で展開。
・意識思考学会はCONCORDがカプセラによるアビス調査を支持するよう希望。
・ミンマター海軍は予備隊を招集。
・CONCORDの専門家はトリグラヴィアン文明を人類起源だと判定。
・ガレンテ海軍はトリップワイヤ計画にもとづく配置を命令。
・三連データ保管庫はトリグラヴィアン由来と思われる未知のスクリプトを記録していた。
・傷ついたドリフター艦隊はトリグラヴィアンとの激戦の生き残り?
・DEDジェネシス艦隊は警戒レベルを動員準備状態に引き上げ。
・カルダリ市場はローグドローンの群れがキモトロ証券取引所を襲ったとの噂を受けて下落。
・ファロス・オブ・テーラはCONCORDインナーサークルによる長年の隠蔽を主張。
・トリグラヴィアン技術にはバイオエンジニアリング的な手法も含まれる模様。
・ユーライ3のコンコード市で暴徒鎮圧部隊が出動したとの噂。
2018年
4月13日
SoCT年次会合へ集まるカプセラ達…CONCORDは特別ブリーフィングを予告
2018-04-11 18:13 スコープ、アルトン・ハヴェリ
ユーライ発-意識思考学会が主催するカプセラ向け年次会合に出席するため、多くの参加者がユーライ星系へ集まっている。CONCORDは今年の会合において、ニューエデンの新たな脅威の最新状況を説明するため、特別ブリーフィングを行うと発表した。
ブリーフィングが予告される数日前、見慣れない外見を持つ正体不明の艦船がユーライ星系で確認された。この船はDEDジェネシス艦隊のオヴェグ・ドラスト艦長が指揮する部隊によって隔離状態におかれたのち、ユーライ10のDEDステーションへと入港した。
これらの異例の出来事から、CONCORDインナーサークル、ひいては意識思考学会の上級指導者マツィ・ライシュが、カプセラ達と重要な情報を共有することに決めたのではないかと複数の外交筋は予測している。

ユーライ10、DEDステーション港外に係留された未知の艦船
ユーライ協定が独立カプセラを認可してから15年目にあたる今年、意識思考学界はユーライ3の地表、コンコード市の港湾周辺に建設された新しい外交施設で会合を開催する。カプセラ時代の幕開けを記念する5月6日を前にして、会場はコンコード関係者や各国代表、学会メンバー、そして多くのカプセラで賑わうであろうことが予想される。
ドリフター艦隊が今までにないパターンで出没し、謎の艦船とドリフターズの激しい戦闘を捉えた映像データが回収され、ユーライ星系では未知の艦船の隔離検査が行われた。あらゆる推測が飛び交う今、一連の出来事に関心をもつ人々はブリーフィングに高い期待を寄せている。
2018年
4月12日
キョウノーク危機から1年を迎えて
2018-04-10 12:29 スコープ、レト・グロリアクス
ポストービン発-キョウノーク問題が一応の解決をみてから1年、いまだ多くの謎が残されている。去年4月に開催されたキョウノーク研究事業で、2日目に「重要機密保護案」が採択されたため、治療法や事件の背景について各国が集めた情報はすべて非公開のままだ。
ニューエデン史上もっとも凄惨なテロ攻撃を実行したのが誰なのか、公式には何も発表されていない。活動家、役人、事件の生存者、メディア…誰が正義を求めようと、ただ沈黙だけが返ってくる。キョウノーク・ピット侵入事件には、カルダリ国粋主義者のカサラス一家が関与していた事実が知られているが、動機が何だったのか、具体的にどんな役割を果たしたのかといった詳細は明らかになっていない。
発見された治療法が功を奏し、指令執行局はキョウノーク感染症の正式な終息宣言を出したものの、事件の捜査は続いている。キョウノーク問題全体では約2200万人が死亡したと推計されており、その大部分の1400万人以上が、オイジャネン2のミルスカー市の住民だった。

オイジャネン2
生存者の治療と避難が終わったあと、ミルスカー市は反水素弾頭で破壊された。現在では、カルダリ史上もっとも成功した建設プロジェクトとして、スクーベスタ社による再建が進められている。同社によれば、工事は順調に進行しており、瓦礫の撤去や建設作業を通じて3000万人の雇用が生まれたという。ミルスカー市当局は5月に記者会見を行い、プロジェクトの最新状況を報告するよう求めている。
ムットコン2では1ヶ月以上にわたって警戒態勢が続いたあと、汚染された軌道エレベーターが破壊され、ミンマター当局は感染症を封じ込めるための予防措置を緩和した。軌道エレベーターを破壊する際は、ムットコン2の大気圏に突入させて焼却する方法がとられた。科学者たちはキョウノーク・ウィルスが生き残る確率は限りなく低いと確信していたものの、地上の部族当局はマスクを配布して使用を義務づけ、医療施設に解毒剤を補充することで、市民の不安を鎮めようと努めた。

エフ5第1衛星、ジェノリューション社ステーション
同様の予防措置は、アマー宙域のエフ5に浮かぶジェノリューション社バイオテック製品製造施設でも実施された。施設は5月から営業を再開したが、新たにやってきた人々には今でもエージェント0410の接種が義務づけられている。キョウノーク研究事業に参加した意識思考学会の特別オブザーバー達も、施設の監視を続けている。
一方、キョウノーク研究事業が開催されたH4-RP4キープスターは、依然として活気に満ちている。カプセラの寄港は制限されたものの、意識思考学会が各国のバイオテック企業に研究所の利用許可を与えたためだ。RP4ヘモファイト精錬施設の遺構もそのまま残され、感染症によって命を落とした人々と、キョウノーク危機を終わらせるために尽力した人々のための永続的な記念碑となった。なお、数千km離れた場所にあるアラタカ研究コンソーシアム(Arataka Research Consortium)の研究支援センターは、現在も一般に開放されている。

ポストービン星系、H4-RP4キョウノーク研究センター
キョウノーク研究事業ではユーライ協定の非常時規則にもとづき、代表者らによって「希望的解決案」が採択された。この最終結果を実現するうえで、ARCの投じた票は決定的な役割を果たしたと言える。希望的解決案はガレンテ連邦とミンマター共和国に支持されていたが、対するアマー帝国とカルダリ連合は「最終的解決案」を支持していた。後者の案はキョウノーク感染症で汚染された地域を徹底的に消毒するというもので、こちらが選ばれていた場合、さらに2400万人が犠牲になり、感染症そのものよりも多くの死者を出していただろうと考えられている。
また、ARCはキョウノーク問題に関する資料の公開を求め、連邦情報局へ情報公開請求の訴えを起こしている。ガレンテメディアもこの訴えの行方に注目しており、オーヴァン地方裁判所はARC以外にも多くのガレンテ系市民団体から訴状を提出されているが、いまだ判断は下していない。
2018年
4月9日
CONCORDがユーライ星系で未知の艦船を隔離中
2018-04-09 09:13 スコープ、リナ・アンバー
ユーライ発-ユーライ10のDEDステーション港外で、CONCORD指令執行局がおよそ48時間にわたって未知の艦船を隔離状態に置いている。この船はDEDジェネシス艦隊のオヴェグ・ドラスト艦長率いる部隊とともに現れ、すぐさま多くのカプセラ達の関心を集めるところとなった。

ユーライ10、DEDステーション港外に係留された未知の艦船
船の正体が何であれ、外見上は激しく損傷しているうえ、動力も低下しているようだ。アラタカ研究コンソーシアム(Arataka Research Consortium)がこれまでに回収、解析した映像データは、未知の場所でドリフターズと戦う正体不明の艦船を捉えており、カプセラ達はそれらの艦船とユーライ星系の艦船が同一タイプだと判断している。
謎の艦船と通信を交わそうとする者がいれば、修理や攻撃をためす者もいたが、あらゆる試みは徒労に終わり、オヴェグ・ドラスト艦長の警告以外は何も引き出せなかった。
「この船は隔離中であり、入港する前に安全性について検査を行っている。現時点でこれ以上言うことはないので、十分に距離をとるように」
ドラスト艦長は「ザ・アストロマンサー事件」の証拠物件を回収するため、カプセラに対して強硬姿勢をとったことで知られる人物だ。この一件では、ザ・アストロマンサーの死体を運んでいたカプセラ艦がSAROコマンド部隊に襲撃され、大きな注目を集めた。事件後、ドラスト艦長はインナーサークル・CDIA・SAROの連絡組織「ザ・ラディウス」に所属するエージェントではないかと訴える声があがったが、CONCORDはそのような組織の存在を正式に否定している。
CONCORDは未知の艦船について何も発表していないものの、現地にはDEDの精鋭部隊「ブラック・トループ」が特殊艦を展開している。

ユーライ10軌道上に展開するSARO「ブラック・トループ」の特殊艦
CONCORDを構成する主要四大国の政府はコメントを拒否し、意識思考学会もノーコメントを貫いている。だが、CONCORD関係者によれば、インナーサークルは過去3日間にわたり継続的に会合を開いている模様だ。
状況に進展があり次第、続報にてお知らせする。
2018年
3月25日
ストームウィンド攻撃部隊が交替休暇でヤナラ・デーを記念
2018-03-23 16:13 スコープ、アルトン・ハヴェリ
カルダリプライム、アルキュリオ発-昨日、カルダリプライムの戦い5周年を記念し、カルダリ各地で記念行事が行われた。ストームウィンド攻撃部隊のユーケン・ニツィネンCEOも、社内のほぼ全ての従業員と契約社員へ交替で休暇を与えると発表。この日はリヴァイアサン級タイタン「CNSシーゲル」の艦長だったヴィセラ・ヤナラ提督の自己犠牲を称え、ヤナラ・デーとも呼ばれている。
惑星カルダリプライムのアルキュリオ市にあるハイランダー作戦記念碑に敬意を表するため、ストームウィンド攻撃部隊の傭兵と管理スタッフは交替で15日間の休暇をとることが認められた。モードゥ部隊も傭兵たちの訪問を受け入れる意向を示し、非戦闘用クローンでカルダリプライム非武装地帯を訪れることを許可すると発表した。
ニツィネンCEOは詳細について質問されると、次のように回答した。
「全社へ一度に休暇を与えることはできません。我々には全うしなければならない契約があります。しかし、ハイランダー作戦は大切な遺産ですから、多少遅くなったとしても、可能なかぎり多くの社員に敬意を表するための時間を与えるつもりです。作戦地域に展開していて任務から離脱できない者には、十分な埋め合わせを行います」
ストームウィンド攻撃部隊は安全上の問題を理由に、休暇スケジュールの詳しい内容を明らかにしていない。だが、今回の発表に対し、軍事専門家やストームウィンド内部の人間からは否定的な意見も出ている。
16万人以上のスタッフを雇用しておきながらこのような判断を下すのは、「非現実的」で「ナイーブすぎる」というのが民間軍事請負業界の専門家の声だ。ストームウィンド攻撃部隊の多くは休暇を楽しむことを選んだものの、正規社員と契約社員の一部は上層部の申し出を拒否し、代わりに休暇を買いとるよう求めた。
ある傭兵は匿名インタビューに応じ、次のように語ってくれた。
「15日も給料が払われなかったら破産するしかないぜ。民間へのアウトソーシングが始まってから、バイオマスの値段はどんどん高くなってるんだ。あいつら死にすぎなんだよ。俺だって2、3回死ぬだけなら大したことないけどな、長期戦に巻きこまれて何度も何度も死んで、クローン代は自腹ときたもんだ。やってられねえ」
経済評論家は、独立傭兵が魅力的な市場を求めてモルデンヒースを去ったことがバイオマス価格上昇の原因だと説明している。調査結果によれば、傭兵たちは大国領内に拠点を構える以前の雇用主のもとへと舞い戻ったようだ。だが、恐るべきことに、彼らは今でも無謀な戦い方に固執しており、高度に組織化、訓練された先進世界の軍隊には通用しない自殺的な戦法をとり続けている。こうして多数の戦死者が出ることで、現地市場のバイオマス供給が追いつかなくなり、価格が上昇する。そしてすべての傭兵が影響を受けるというわけだ。
ストームウィンド攻撃部隊の各部門と経営陣はあくまで休みを取るよう勧めているが、一部社員の要請に応じ、休暇を基本価格で買いとる姿勢も見せている。